【枚数がズレる!】紙幣計数機の正確性とは?

JETCHECKERコラム編集部

紙幣計数機は、銀行や店舗などで大量の紙幣をスピーディーかつ正確に紙幣を計数するための重要なツールです。

しかし、その役割は単に『紙幣を数える』だけではありません。

業務用の紙幣計数機は、金種(紙幣の種類)を識別したり、偽造紙幣の混入を防ぐ役割も担います。

本記事では、紙幣計数機を選ぶ際に特に重要な「正確性」に焦点を当て、選定時に注意すべきポイントや機能について解説していきます。

1. 枚数カウントの正確性

紙幣計数機の主要な機能の一つは、紙幣を1枚ずつ確実にカウントすることです。

しかし、実際には紙幣が汚れていたり、湿気で貼り付きやすくなっていたりすると、正確にカウントできないケースもあります。

こうした状況では、以下のようなエラーが発生する可能性があります。

  • ダブルエラー (Dobule):2枚以上の紙幣がぴったり重なって送られるエラー
  • チェーンエラー (Chain):2枚の紙幣が一部重なって送られるエラー

 

これらのエラーが発生すると、正確な枚数をカウントできなくなり、結果として計数された金額に誤差が生じます。

そのため、ダブルやチェーンエラーを検知する機能が搭載されているかどうかは、紙幣計数機を選ぶ際に最も重要なポイントの一つです。

2. 金種判定と真贋判定の正確性

紙幣計数機には、紙幣の金種(種類)を判定したり、真贋(本物か偽物か)を判断する機能を持つものがあります。

これらの判定を正確に行うためには、以下のように、紙幣の様々な情報を読み取る必要があります。

  • 赤外線画像情報:赤外線を用いて紙幣の透過性や表面の特殊なインクを読み取ります。
  • 紫外線画像情報:紫外線に反応するインクを読み取り、偽造紙幣を見分けるのに役立ちます。
  • 可視光画像情報:紙幣の色や模様を確認し、金種判定や真贋判定を補助します。
  • 磁性インク情報:紙幣に使用される特殊な磁気インクを読み取ります。

 

これらのすべての情報を読み取ることができる紙幣計数機は、正確な金種判定と高精度の真贋判定が可能です。

3. 紙幣計数機の正確性を担保するための技術

これらの正確性を担保するためには、以下のようなセンサーが不可欠です。

  • 厚さセンサー:物理的な厚さを検知する方法や、赤外線の透過率を検出する方法などがあります。
  • コンタクト・イメージ・センサー  (CIS):さまざまな波長の光を用いて、紙幣表面の模様やサイズを正確に読み取ることで、金種と真贋を高精度で判定します。紙幣の細かい模様やサイズを認識するため、誤判定を防ぎます。

これらの技術の組み合わせによって、紙幣計数機は通貨および金種の判定、真贋判定を行います。

4. 紙幣計数機を選ぶ際のポイント

紙幣計数機を購入する際は、以下の点に注目して選びましょう。

1. ダブルやチェーンエラーの検知機能が搭載されているか

紙幣の状態によっては紙幣が重なったり、連なったりして送られることがあり、枚数カウントミスの原因となります。

そういったエラーを検知できる機能があるか確認しましょう。

2. コンタクト・イメージ・センサー (赤外線 / 紫外線 / 可視光)、磁気センサーがすべて搭載されているか

偽造紙幣や金種の判定精度を高めるため、これらのセンサーが揃っていることが理想的です。

3. メンテナンスのしやすさ

各種センサーが常に正しく動作するためには、定期的なクリーニングが必要です。

簡単に清掃ができる構造であることが、とても重要になります。

紙幣計数機ジェットチェッカーの正確性について

当社の紙幣計数機「ジェットチェッカー」は、ダブルやチェーンエラーの検知機能をはじめ、コンタクト・イメージ・センサー  (CIS)、赤外線センサー、紫外線センサー、磁気センサーといった高精度な判定を実現するためのセンサーをすべて搭載しており、上記で説明した選定ポイントをすべて満たす、正確性の高い紙幣計数機です。

さらに、メンテナンスのしやすさも考慮され、長期間にわたって安心してご利用いただける設計となっています。

紙幣計数機の導入を検討される際は、お気軽にお問い合わせ・ご相談ください。