JETCHECKERコラム編集部
外貨両替所で利用されている紙幣計数機のほとんどは、「計数時に読み取る通貨を指定してから、計数を開始する」製品です。
最近では、当社の紙幣計数ジェットチェッカーをはじめ、「通貨を自動で判別して計数を行う」機能を搭載した紙幣計数機が登場しています。以下でご紹介します。
紙幣の自動判別機能とは、「紙幣計数機で、紙幣を数える際に、都度『日本円』『アメリカドル』『中国元』などの通貨の設定を行わなくても、自動で通貨を判別してくれる機能」です。
通貨の自動判別機能がない紙幣計数機は、計数開始時に「計数対象通貨を選択」する必要があります。
搭載されている通貨一覧から、計数したい通貨を選択してから、紙幣を計数機に乗せて計数開始します。対応通貨が多い紙幣計数機の場合、対応通貨が多数表示されるため、設定画面を何画面かスクロールして、通貨を設定しなければならない場合があります。
これに対して、通貨の自動判別が搭載されている機種は、計数機に紙幣を載せるだけで計数が開始されます。通貨の設定は一切不要で、紙幣投入ポケットに紙幣を置くだけです。紙幣を置くと、紙幣検出後に自動で通貨設定が行われ、その後通常の計数が開始されます。
日本円しか扱わない業種であれば、設定されている通貨を変更する必要はありませんが、外貨両替ショップや銀行など、複数の異なる海外通貨を扱う業種の場合、とても便利な機能となります。
顧客対応時間の短縮については、具体的には2つの面で短縮効果があります。1つ目は「紙幣計数で通貨設定を行う時間の短縮」です。
外貨両替所では、両替にいらっしゃったお客様が取り出した通貨を見て、紙幣計数機の通貨の設定を行います。この設定に数秒~10秒程度かかります。さらに、複数の通貨を同時に両替したいお客様の場合、この設定作業が繰り返し発生します。紙幣計数機の操作に慣れていない窓口担当者の場合、設定変更をどのように行うのか、どのように対応通過を表示させるのかで迷ってしまい、さらに時間がかかる場合もあります。
ジェットチェッカーバンキングを利用すると、乗せるだけで通貨設定が完了するため、通貨の設定が不要になります。よって、設定時間や、設定に迷う時間をまるまる短縮可能です。
2つ目は、「両替紙幣受取時に、どの通貨かを調べる時間の短縮」です。
一目見て分かる「日本円」「アメリカドル」「中国元」であればよいですが、見慣れない通貨の場合、慣れていない窓口担当者が「そもそもこの通貨は何か」を調べるのに時間がかかる場合があります。特に「以前あちこちに海外旅行に行っていたが、もう使わない通貨を両替に持ってきた」というお客様の場合、そもそもどの通貨が両替対応しているのか、どの通貨は対応していないのかを、ぱっと見るだけでは判別できない場合があります。
紙幣に書いてある情報を元に検索したり、対応通貨リストをチェックしたりするといった対応で、数十秒~数分が無駄に消費されてしまいます。
ジェットチェッカーを利用すると、紙幣を乗せると「対応通貨は自動判別して計数開始」「対応していない通貨は自動でリジェクト」されるため、対応通貨かどうかを確認する時間が不要になり、大幅な時間短縮が可能です。
顧客対応時間が短縮できることは、すなわち「顧客満足度が向上する」ことを意味します。外貨を日本円に両替しに来るお客様は、「早く両替を済ませて日本円を受け取りたい」ので、窓口担当者の仕事が遅かったり、何人も列を作っていると、立って作業完了もしくは順番が来るのを待つことになります。これは快適なことではありません。
また、窓口担当者が「この通貨は何かな。見たことがないな」と思いながら、紙幣を確認したりすると、お客様からすると「この両替所は外貨をちゃんと理解しているのだろうか。本当に大丈夫か」と不安になります。
外貨両替所にとってのお客様への誠意は、「両替レート」と「不安のない迅速なサービス」が最も重要です。ジェットチェッカーバンキングを利用頂くと、お客様に対して自信を持って迅速なサービスを提供できるため、お客様の満足度が向上します。
外貨両替を行う両替所や金融機関は、多くの種類の通貨を大量に扱うため、紙幣計数機を最も厳しい環境で利用するユーザーです。
紙幣計数機ジェットチェッカーは、各国の金融機関や世界最大手の送金サービス企業などでも採用されている高品質・高信頼の紙幣計数機です。
本体は約30cm四方とコンパクトで、設置に大きなスペースは不要です。また、重量は10kgであるため、設置や移動もお一人で行っていただけるサイズです。外部表示機と組み合わせると、計数した内容をカウンター越しにお客様に表示することもできます。
当社は、高品質・高信頼の紙幣計数機を、代理店を通さずにダイレクトに販売することで、高いコストパフォーマンスを実現しています。