[インバウンド対策] 「外貨払い対応」を始める際の5つのポイント

紙幣計数機ジェットチェッカー コラム編集部

海外出張や旅行で、現地通貨以外の外貨支払いを受け付ける店舗やホテルを見かけることがあります。レート(手数料)は割高なことが多いですが、両替の手間を省けるため便利なサービスです。

日本では、ディスカウントストア大手の「ドン・キホーテ」が2015年から外貨払いサービスを開始し、インバウンド需要を取り込んでいます。「自分の店舗でも外貨支払いを導入したい」と考える場合、どのような点に注意すべきでしょうか。

外貨払いを導入する3つのメリット

1. 外貨払いでプラスアルファの利益を得られる

外貨払いを受け付ける店舗では、通常10〜20%前後の手数料を設定しています。

例えば、為替レート換算で100米ドル相当の商品を110米ドルで販売することで、手数料差益を得られます。

重要なのは、設定した外貨払い手数料よりも、より良いレートで両替することです。また、お釣り用の外貨を準備しておくことで、販売チャンスを逃さずに済みます。

詳しい両替方法については、以下の記事で解説しています。

2. 日本円が不足しても販売機会を逃さない

外国人観光客は、日本円の両替を最小限にしようと考えます。

思った以上に出費が増えた場合、「日本円が足りないため、買い物を控えよう」となることもあります。

外貨払いに対応していれば、「手持ちの自国通貨で支払い、欲しいものをすべて購入しよう」と判断してもらえます。

3. クレジットカードより安全な決済手段を提供できる

セキュリティ意識の高い外国人観光客は、「大手ホテル」や「有名百貨店」以外では、スキミング被害を恐れてクレジットカードを使いたがりません。

現金決済はその場で完結するため、情報が盗まれるリスクがなく、安全な支払い方法として選ばれやすいのです。

外貨払い対応時に押さえるべき5つの重要ポイント

1. 偽札を受け取らない

外貨払いには、偽札リスクがあります。

特に、米ドルや中国元は偽造紙幣の流通が多いため注意が必要です。

偽札を見分けるには、専用の紙幣計数機を使用するのが最も確実です。

紙幣計数機ジェットチェッカーは、18種類の通貨に対応し、画像センサーや赤外線センサーで偽札を瞬時に判別できます。

2. 紙幣を正確に数える

外国紙幣は日本円とサイズや厚みが異なり、また何より見た目が全く異なるため、目視による手作業では誤って数えてしまう可能性があります。

ジェットチェッカーは通貨の自動判別機能を搭載しており、投入された紙幣の通貨と金種を自動で判別して計数結果を表示します。

通貨を自動で判別可能な紙幣計数機を導入することで、偽札判別と同時に、紙幣の合計金額のスピーディな計数ができるようになり、誤りを防ぐことができます。

3. 為替レートを定期的に確認する

為替レートは日々変動します。

特に、「米ドル」「ユーロ」「中国元」以外の通貨は値動きが大きいため、定期的な確認が必要です。

・ 低すぎるレート → 消費意欲は高まるが、両替時の損失が増える

・ 高すぎるレート → 不当な価格と感じられ、売上減少の可能性

適切なバランスでレートを設定を行いましょう。

4. 獲得した外貨を有利なレートで両替する

外貨払いで受け取った紙幣は、定期的に日本円に両替するのが望ましいです。

注意すべきポイントは次の2点です。

・レートの良い両替ショップを利用する (利幅の確保)

・郵送両替や、店舗近くの両替所を活用する (交通費等の余計な経費の削減)

次のページで両替ショップのタイプ毎にメリットとデメリットを詳しく解説していますので、参考にしてください。

5. できるだけ多くの通貨に対応する

「米ドル」「ユーロ」だけでなく、さまざまな通貨への対応も検討しましょう。

米ドル、ユーロ以外で、訪日外客数において大きな割合を占める通貨は以下のような通貨になります。

・中国元 (CNY)

・韓国ウォン (KRW)

・台湾ドル (TWD)

・香港ドル (HKD)

・シンガポール・ドル (SGD)

・オーストラリア・ドル (AUD)

これらの通貨にも対応できれば、販売機会がさらに広がるでしょう。

外貨払い対応には「ジェットチェッカー」をご検討ください

外貨払いを導入する際には、「偽札の検知」と「正確な計数」が重要なポイントになります。

紙幣計数機ジェットチェッカーは、欧州やアジア各国の法人顧客にも導入されており、日本円以外の通貨の取り扱いにおいても、高い信頼性と耐久性を誇る紙幣計数機です。

インバウンド対応の一環として、ぜひご検討ください。