[紙幣計数機] 新紙幣リリース後のソフトウェアアップデート、本当に大丈夫ですか?

JETCHECKERコラム編集部

ジェットチェッカーは全機種で新紙幣に対応済みです

混合金種モード

紙幣計数機ジェットチェッカーは新日本紙幣に対応済みです。

以下の計数・仕分け作業に対応しています。

  • 新旧紙幣が混合した状態での混合金種一括計数
  • 新旧紙幣が混合した状態での金種毎計数
  • 新旧紙幣が混合した状態での自動金種仕分け (2ポケット仕様モデルのみ)
  • 新紙幣と旧紙幣の仕分け (2ポケット仕様モデルのみ)

インバウンド観光客の急増に伴い、外貨に対応した紙幣計数機の需要も増加しています。市場では多くの製品が販売されており、多くの外貨両替店は「対応する通貨の多さ」と「価格」で製品を比較しているようです。ここでは、重要だが見落とされがちなもう一つの観点、「新紙幣が発行された後のアップデート」についてお知らせします。

新紙幣アップデートとは何か

2024年7月3日に新紙幣が発行されました。。

日本紙幣の刷新は20年ぶりのことであり、20年前では実現不可能だった偽造防止のための新たなテクノロジーが盛り込まれる見込みです。このような紙幣のアップデートは定期的に、世界中の通貨で行われています。

紙幣が刷新されると、当然、紙幣計数機も対応が必要となります。具体的には、紙幣計数機の中に入っている「紙幣を検出するためのソフトウェア」をアップデートし、新紙幣の情報を追加する必要があります。ソフトウェアを更新しなければ、新紙幣を読むことはできないので、この新紙幣対応は紙幣計数機メーカーにとって欠かせないアクションといってよいでしょう。

新紙幣対応のためのソフトウェアアップデートは、おおむね2つの方法で行われます。1つは、USBやSDカードなどのメディアに、新紙幣に対応したソフトウェアを入れ、物理的にアップデートを行うという方法です。もう1つは、紙幣計数機をインターネットに接続し、新紙幣対応ソフトウェアをダウンロードするという方法です (パソコンやスマートフォンのソフトウェアアップデートと同じ方法です)。

アップデートしたソフトウェアをインストールし、紙幣計数機を再起動すれば、新紙幣への対応完了です。再起動後、すぐに新紙幣の判別が可能となります。

メーカーは世界中の新紙幣を追いかけて対応できるのか?

ここで、1つの問題があります。「紙幣計数機メーカーは、世界中の新紙幣アップデートを常に把握して、アップデートを出し続けられるのか」という点です。

例えば、日本で設計開発されている紙幣計数機の中には、「国内と海外の両方で販売されている紙幣計数機」と、「国内のみで販売されている紙幣計数機」の2つに分かれます。海外でも販売されている紙幣計数機は、海外の販売店や顧客経由で「今後このような新紙幣が発行される予定だ」と情報収集ができ、現地ネットワークを生かしたソフトウェア開発とテストが実施できます。当社の紙幣計数機「ジェットチェッカー」は、台湾のメーカーが製造し、日本を含めて世界中で販売されている紙幣計数機であるため、USD, EUR, CNY, JPYをはじめ様々な国の通貨への対応も迅速に行うことができます。

ここ最近導入された新紙幣、ならび今後の導入予定のごく一部を紹介しますが、紙幣計数機メーカーはこうした新紙幣全てに対応する必要があります。

  • 2013年: EUR (5 Euro)
  • 2014年: EUR (10 Euro)
  • 2015年: EUR (20 Euro)
  • 2016年: AUD ($5)
  • 2016年: GBP (£5)
  • 2017年: AUD ($10)
  • 2017年: EUR (50 Euro)
  • 2017年: GBP (£10)
  • 2018年: AUD ($50)
  • 2018年: HKD ($20, $30, $100, $500, $1,000、発行元はHSBCなど3銀行)
  • 2019年: CNY (1元、10元、20元、50元)
  • 2019年: AUD ($20)
  • 2019年: EUR (100 Euro, 200 Euro)
  • 2020年: GBP (£20)
  • 2020年: AUD ($100)
  • 2021年: GBP (£50)
  • 2024年: GBP (£5, £10, £20, £50)
  • 2024年: JPY (1,000円、5,000円、10,000円)
  • 2024年: PHP (50ペソ, 100ペソ, 500ペソ)

ジェットチェッカーは世界中で使われる台湾メーカー開発製品

紙幣計数機ジェットチェッカーシリーズは、アジアとヨーロッパを中心に多くの国で法人顧客を持つ紙幣計数機です。

開発と製造は台湾で行われており、世界中の運用現場からのフィードバックを日々収集し、さまざまな国で発行される新紙幣にも責任を持って対応しています。

多くの種類の外国通貨を扱う事業でも安心してお使いいただける製品です。ぜひご検討ください。