JETCHECKERコラム編集部
2兆円産業とも呼ばれるリユース業界は、毎年8-10%というハイペースで市場を拡大しています。他の業態と比べて現金商売の側面が強いため、各店舗で多額の現金を扱うことになりますが、ここで紙幣計数機が非常に役立ちます。以下では、リユース業界で紙幣計数機を使うべき5つの理由をご紹介します。
多額の現金を受け取ったり、支払ったりするときに、多くの人は「本当に金額は合っているよね」「多かったり少なかったりしないかな」と懸念を持ちます。こうした懸念を完全になくするために紙幣計数機が役に立ちます。
数十万円の時計やバッグなどを現金で購入されるお客様がいらっしゃった際、お客様から受け取った現金を手で数えるだけでは数え間違いを防げません。数え間違いは、お客様の信頼を損ねてしまいますし、場合によっては気分を害して購入自体を取りやめてしまうこともあります。お客様を逃してしまうと、その場限りの機会損失となるだけでなく、リピートでご利用頂く可能性もなくなってしまいます。
こうした間違いを防ぐためには、受け取った現金を手で数えるのと同時に、お客様が見ている前で紙幣計数機で数えるのが効果的です。「お客様から受け取った金額が間違いないことをダブルチェックしていますよ」と示すことになり、「そこまでして正確に数えているのだな」と信頼感を生みます。また、現金の受け渡し時にトラブルがあっても、紙幣計数を行っている様子を見せていれば、「お客様の前で正しく計数いたしました」とお伝えし、問題を回避できます。
上記(1)とは逆のケースです。時計やバッグなどの高額なブランド品を、多数持ち込まれて買取る場合です。買取金額に納得いただき、いざ支払いという際に「金額の渡し間違い」があると、お客様の心証を損ねます。「この店は、お金をごまかすのか」と悪印象を持たれる可能性も高く、優良な見込み客をみすみす取り逃してしまいます。この見込み客が向かう先は、残念ながらライバル店です。
お客様が不快な思いをすることを防ぐためには、「お客様に高額の現金をお支払いする場合には、手で数えた後に紙幣計数機で正しく数えてからお支払いする」とルール化するのがよいです。紙幣計数機で数えている様子をお客様にお見せすることで、計算に間違いがないこと、支払い金額をよく確認していることをご理解いただけます。
お客様が、アメリカドルや中国元、ユーロなどでの支払いを希望された場合です。日本円に比べて外貨は、偽札が流通している可能性が高いため、受け取る際に「枚数を数える」だけでなく、「偽札チェック」を行う必要があります。
偽札が持ち込まれた場合、それを使ってしまった場合は刑法犯となってしまいます。よって、「偽札は絶対に受け取らない」「紙幣計数しながら偽札チェックする」ことが大切です。
お札100枚ごとに帯で止めてあるピン札を「完封券」と言います。この完封券の帯をほどく際、お札の枚数に本当に間違いがないのかを確認するために、紙幣計数機が役立ちます。もちろん、銀行は完封券を作成する際に、紙幣計数機を使ってしっかり計数していますが、間違いが完全にゼロとは言い切れません。とはいえ、完封券をほどく際に全て手で計算していては、時間がいくらあっても足りません。こうした時に、紙幣計数機が役に立ちます。
完封券をほどいた直後に、紙幣計数機に現金を投入して、枚数が正しいかどうかを確認していきます。紙幣計数機であれば、100枚のお札を数えるのにかかる時間はわずか数秒です。
多額の現金を扱うリユースの店舗では、1日に2回、3回とレジ締めを行っているかと思います。このタイミングで、レジの中にある現金を手で数えるのではなく、より早く確実な紙幣計数機で数えるのが効果的です。人件費がどんどん上がっていく中、店舗の業務効率を上げるためには、時間をかけて手作業で行っている業務を、機械でどんどん効率化すべきです。
なお、「枚数だけ数える紙幣計数機は使っている」というリユース店もあるかもしれません。しかし、枚数だけを数える紙幣計数や、非常に安価な計数機の中には「エラー発生時に毎度計数がストップし、計数完了までに時間がかかる」ものもあります。エラーのたびに操作して、また計数を再開していると、計数にかかる時間がどんどん増えてしまいます。業務効率の向上のためには、エラーがあっても計数を続けて、最速で計数を終わらせる紙幣計数機が必要です。
上記までで、5つの理由をお伝えしましたが、大規模なリユース店には警備会社の入金機が設置されていることがあります。この場合に役立つ計数があります。
警備会社が設置した入金機は、大手メーカーが製造したものであることが多く、その精度の高さ、エラーの少なさはよく知られています。しかし、現金を投入する際に異物が混入したり、入金機の内部の部品が摩耗してきた場合、間違えてお札を読み込んでしまい、正しい計数が行えない場合があります。
このため、紙幣計数機に売上金を投入する前に、念には念を入れて、紙幣計数機で金額を計算し、その金額を出力してから投入することをお勧めします。もし、紙幣計数機が表示した金額と、入金機が表示した金額が異なった場合、入金機から現金を回収する警備会社に「入金機故障のため、金額が合っていません」と伝えておくことができます。
上記(1)から(5)、また入金機がある場合の投入前計数の全てをカバーできるのがジェットチェッカーです。ジェットチェッカーは、ドイツの中央銀行である「ドイツ連邦銀行」、中国の3大メガバンクである「中国銀行」「中国工商銀行」「中国建設銀行」、そして送金サービス世界大手の「ウエスタンユニオン (WESTERN UNION)」で導入された実績を持つ紙幣計数機です。
これらの銀行や企業では、毎日何百万枚という紙幣計数を正しく行っていますが、こうしたヘビーな環境での利用に耐えうることから、ジェットチェッカーはアジアやヨーロッパを中心に高い信頼を得ています。ジェットチェッカーは、お客様のご利用環境に応じて、日本円のみ対応モデルに加えて、日本円+主要3通貨の合計4通貨対応モデル、そして最大12通貨に対応したモデルもご提供しております。
ぜひ、買取時、販売時、そして店舗バックヤードでの現金処理時にお役立てください。